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古びた神社の一室
空が明るくなってきた頃布団でもぞもぞしている少女がこの神社の巫女である博麗霊夢
いつものように布団から起き上がる
「(……頭痛い……飲み過ぎたかしら……)」
どうやら二日酔いのようだ
「さーて、たまには境内の掃き掃除でもってあら?」
視線の先にはもう一組の布団
誰かが丸まって眠っているようだ
「(魔理沙は昨日来てないし……翠香かしら)」
二本の角が生えた鬼を思い浮かべながら布団をめくると
「………………誰?」
見知らぬ少年が眠っていた
「(年齢は同い年くらいね……
背は私よりも高そう
外来人?)」
考えていても埒があかないのでとりあえず少年を起こすことにする
「起きなさい!
なに勝手に人の神社(家)で寝てるの!」
少年を揺すりながら怒鳴ると
「なんだ騒々しいな……って誰だお前?
1人でここまで来たのか?
とにかく勝手に神社に入るな」
少年が目覚めた
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