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咲弥「・・・・・分かりません」
力なく、首を振る咲弥。
佐助「つまり・・・記憶喪失ってこと?」
咲弥「・・・記憶・・喪失・・」
咲弥自身も何がなんだか分からず、布団を握りしめ俯いてしまう。
佐助「じゃー、この鈴は見覚えある?たぶん君が持っていたものだと思うんだけど」
佐助は、咲弥の枕元に置いてあった鈴を手に取り見せた。
咲弥「あ・・・この鈴・・・私のだと思います。良かったぁ。ありがとうございます」
鈴を受け取り、いとおしそうに見つめる咲弥に
佐助「そうなんだ。一緒に持ってきて良かった」
ふっと笑みを向けた。
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