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咲弥「千夏ちゃんありがとう」
千夏「このくらい、おやすいごようよ。でも咲弥ちゃんは、あんなのがひっきりなしに来るのも困りもんやなぁ。まぁ店は売上げが上がって助かるんやけど」
苦笑いしながら机を拭く千夏。
咲弥が店を手伝い始めて2週間。
綺麗な娘が甘味処で働いていると聞き付けた街の男たちが毎日、店に咲弥を見に来てはお茶などに誘ってくるのだ。
その度に千夏が咲弥の前に仁王立ちで立ちはだかる。
清助「はっはっはっ!こりゃ佐助もうかうかしておれんなあ」
千夏「え…?」
千夏の眉間に少しシワがよる。
佐助「と、父さんっ!何の話だよっ!」
佐助が慌てて父に言い返そうとした、その時
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