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ドンッ!
咲弥「きゃっ!」
土方「うおっ?!」
勢いよく振り返った咲弥は、すぐ後ろにいた土方にぶつかり、尻もちをついた。
咲弥「いったぁ…」
土方「お、おい。大丈夫か?」
咲弥「だ、大丈夫です!すみませんっ」
フッと顔をあげると、自分に手を差しのべる、これまた顔の整った男の姿があった。
咲弥「あ……りがとう…ございます」
土方は咲弥の手をとり、そっと立ち上がらせると、思わず息を呑んだ。
勢いよくぶつかってしまった恥ずかしさと、お尻を強打した痛さで、娘は顔を紅に染め、ウルウルした瞳でこちらを見上げていたのだ。
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