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咲弥「土方様…」
ふいに目が合うと咲弥の吸い込まれそうな妖艶な瞳から、また瞳が離せなくなる。
しばらく、互いに見つめ合っていたが、ハッと覚醒した土方。
土方「そーいやー、急いでたんじゃねーのか?」
平然を装い、声をかけると
咲弥「あっ、いっけない!お店に戻らなきゃ。私、そこの甘味処でお手伝いしてるんです。良かったら今度食べにいらしてください。では、失礼します」
ペコリと頭を下げ、急いで店へと戻って行った。
一方、土方はパタパタと駆けていく咲弥の後ろ姿を、見えなくなるまで見つめていた。
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