二匹目

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   ナニコレ……  ここは何処だろ?  私……死んだよね?  間違いなく剣道の稽古に向かう途中に、ド派手なトラックに轢かれたよね……?  じゃあ、ここは一体…… ――――――――  目が覚めたら、見知らぬオバサンがとても心配そうな顔をしていた。  畳の匂いが心地好い部屋で、しっかりと私は寝ていたらしい。  とりあえず思ったことを言うならば、違和感レベルはMAX。  着物を来たオバサンと、電化製品の無い部屋…… やたらと埃っぽいのは砂と聞き…… 女なのに男の格好と言われ…… 開いた障子から見えた景色は、時代劇さながらの着物と髷の人々と、 文化遺産では無いかと思える程の、風情ある町並み。 ココ、ドコデスカ?  そう思うのはとても当たり前で、私の知らない町並みと人の服装や雰囲気に、私の脳はそこに辿り着くまで、そう時間はかからなかった……。  これ……まさか、タイムスリップフラグではないですか?      
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