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やってしまった……。
猛烈な後悔に襲われております。
マイブームであった新撰組。
小説だったら王道の女中っていうものに志願したところ……縄で捕縛されました。
アレ? 何で? ってなったよ。
律儀に門前で膝をついて女中にしてくれって頼んだのに……。
かなり腰低くお願いしたつもりなのに、門番さんの冷たい視線と共に、お縄です。
そこに現れたイケメンは、切れ長の目の中にダークな怖い何かをギロリと私にむけてくるし、縄をギュウギュウに縛りやがった新撰組隊士の人たちは、犬の散歩のように縄を引っ張るし……。
まぁいい……そこまでは良い。
何故なら、今……かつてない壁にぶつかっているから。
こっちのが重要だ。
どこから来ましたか? と聞かれたら、未来から来ました! と言えば良いが。
こんなレアなことって、信じてくれるのだろうか……?
有り得ない、嘘吐くなって一蹴されて斬られたら……どうなる?
ジ エンド……じゃないですか?
だって、他に言いようがないもん!
タイムスリップフラグに調子乗って、勢いのまま来てしまったことを猛烈に後悔しても……今更だよね~。
夢なら良いのに……って、思ったけど、体に食い込む縄が痛くて夢で無いと分かる。
どうすりゃ良い? どうしたら良いんだろ?
夢のような現実。
信じてくれるんだろうか……?
私が、未来から来たって。
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