突然のキス-1

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社長、厳しい…。 総務課の人はかなり深刻な顔をしている。 専務は、いつものことだと言ってるような顔をしていた。 私は部屋を片付けた後、社長に緑茶を持っていこうとした。 さっきの今だから、機嫌悪いかなぁ…。 でも、きっと血圧あがってるよ! コンコン。 「誰だ?」 「私です。相ざ…」 「入れ」 名前を言わなくても、私ってわかったのかな? 「失礼します」 中に入ると、珍しく社長はソファーに腰掛け、顔を腕で隠していた。 「社長。よかったら、お茶持ってきたんですけど…」 腕を下ろして、私を見つめる。 …何? 「社長?」 「…さっきの、どう思う?」 「さっきのって…、会議ですか?」 「ああ」 え~、私会議の内容なんて難しくて、何を答えていいのかわかんない~。 社長がため息をついた。 「ああでも言わないと伝わらない。もっと動けば何でも変わるんだって、自分でやらなきゃきっと気付かない」 「…社長?」
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