出会いは最悪

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「それじゃ明日からお願いします」 「…専務。私、社長の秘書絶対ムリです」 直接会ってますます自信を無くしてしまった。 幸恵の言ってた通り、かっこよくて仕事もできる人なんだろうけど…、なんか、俺様な感じだし、威圧的で…。 ホントやっていけないと思う。 「相沢さん。申し訳ありませんが、あなたを前の職場には戻せません。新しい方が入るようになりますので」 えぇ!? その言葉を聞き、顔を上げて専務を見つめる。 戻れないって…。信じられない! うぅ…、今にも泣いてしまいそう…。 「大丈夫ですよ。社長はあなたを気に入ってますから」 はい?何を根拠にこの人はそんなこと言ってるの?そんなわけないじゃん…。 どう見たって社長、私のことバカにしてるっぽくなかった? 「もういいです…。なんとか覚悟決めますから…」 それを聞いて専務はニコッとしていた。 やればいいんでしょ! 決めた! 絶対負けないんだから! 社長にここまでできるようになったかって言わせるくらいになってやる!!
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