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「おはようございます。」
会社に着いて営業課に入り、元気よくあいさつをする。
いつもの月曜日の朝。
週末の出来事を語り合っている人、コーヒーを飲みながらのんびりしてる人、仕事が始まるまで皆それぞれ寛いでいた。
私が自分のデスクの前まできて席に着くと、
「おはよう!」
私と同期で唯一なんでも話せる親友、安藤幸恵(アンドウユキエ25歳)が声をかけてきた。
その幸恵はなぜか心配そうに、
「ねぇ、なる!あんた何かやらかしたの?」
「…はい?」
私の頭には?しか浮かばない。
なんだか慌ただしい幸恵。
「さっき専務がここにきたの!相沢なるは来てるかって!課長と話してたんだよ!」
「…はい?」
またもや?
専務…それは社長の右腕と称されるお方。メガネの似合う知的なお方。
と、いつも幸恵の噂話に登場してくる人物である。
「私何も心当たりないんだけど…なんだろ?」
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