『G@ⓂE』

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2009年3月15日。 日本時間AM9:00 体感型オンラインゲーム 『G@ⓂE』 が世界中に無料配布される。 同年3月16日、ゲームオーバーとなったプレイヤーが意識不明となる。 その後も意識不明の人は増え続ける。 4月20日 G@ⓂEが届いてもプレイしなければ実害は無い、と豪語していた政治家が変死。 同日、政府は緊急対策室を設置。 何の解決法も見出されないまま、ただ時間だけが過ぎていく。 2011年10月20日 クリアしたという話は未だに聞かない。 それでもプレイしなければならない。 絶対のルール。 1日最低3時間はプレイしなければならない。 これを破った者には制裁が下される。 また、これはあくまで噂でしかないが このゲームの管理者は何らかの方法でプレイヤーのDNAを採取し、それを包装紙に仕掛けたナノマシンに記憶させ、DNAが一致する者が触れた瞬間にその人物の体内に入り込み、それがゲーム本体と連動し『死の制裁』が降りかかるんじゃないか。
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