プロローグ

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「あれ…?」 大量の生徒達で廊下を移動している最中に、職員室に入っていく違う制服の生徒を見かけた 前の方にいる女子がその生徒を見ながら少し騒いでいるので、相当のイケメンに違いない ただ、こんな時に何故他校の生徒が?しかもわざわざ今日になんて 「なぁ海人<カイト>や海人や」 たまたま近くにいた幼なじみの不良擬きに声をかける。まぁ事情があり、仕方なく不良をやっている中身は一般生徒な奴だが 「あぁん?なんだよ、こちとらねみぃっつうのによ」 不良みたいに突っかかってきやがった、こっちだって寝る子は育つの法則に基づいて眠ってたばかりだ 「いちいち突っかかるな、めんどくさい。不良擬きになっちゃいけませんよと親に教わんなかったのか」 「教わんねぇよ!だったら完璧な不良だったら良いのか!?どこの不良家族だ!!」 「幼なじみの海人君、普段は不良オーラをバリバリだしてるけど友達の前だと素直なんだねー」 「ツッコミ程度で素直かどうか決めるなっ!あと棒読みじゃねぇか!!」 と、どうでも良い会話を繰り広げていたらいつの間にかイケメン君が見えない位置にまで来てしまっている ……まぁ自分には関係ないか 結論を出し、群集の流れに乗って会話をしながら歩いていく
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