もう一方の過去、そして都市ケトンへ

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「こいつ…?」 「もう1人の俺さ」 「え?もう元のお前にもどってるじゃん」 「…訳あって、俺はしばらくこの体をアイツに託す。理由は言えないが……、自分勝手な頼みとはわかっている。けど、お前しかいないんだ」 「レウ…。わかった!!巻かせとけ!!」 理由はとても気になる。だが、レウの意思に反対してまでは聞きたくない。 「ああ…あと……」 時間を置く。そして、俺とは反対を向きながら話していたレウがゆっくりこちらに振り向いて言った。 「惑わされるなよ」
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