もう一方の過去、そして都市ケトンへ

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意味ありげな言葉を残し、レウは脱け殻になったようにその場に倒れた。 「レウ!!」 寝ている…?にしても、起きる気配はない。顔色も悪い。疲労困憊だろうか?それに、ノアもぐったりしている。 前を見ると、もうそこにはケトンの街のシンボルであるレンガのタワーが建っているのが見えていた。 「こうなったら……担いで行くしかないな!!」 俺はレウの体を担ぎ、ケトンの街に繋がる森から出る下り坂を走って下った。
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