もう一方の過去、そして都市ケトンへ

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車から出てきた彼らは、近くにあった家に押し掛けしばらくすると住民らしき夫婦を連れてきて、車に詰め込んだ。 「くっ!!」 俺は窓を開けそこから外に出て、走り去ろうとする車に制止をかけた。 「おい、レウ!!」 カイルの呼び掛けを無視して、俺は車に向かって叫んだ。 「おい!!止まれ!!!!」 声が届いたのか、車は止まり、中から先ほどの軍人が出てきた。 「誰だおまえ?」 「そんなことどうでもいい!!今の人達を車から降ろせ!!」 すると1人の軍人が、 「どこガキだかしらねぇが、邪魔するなら容赦するとしねぇ」 俺は構えた。
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