始まりの18歳

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「………もう一発蹴られたいの?」 「なんでついてきてる!?」 「なんでって不本意ながらも夫婦になったんだから仕方ないでしょ!?」 「じゃあ今ここで離縁します。お疲れ様でした」 「っておい!!」 立ち去ろうとしたら腕を捕まれた。 ……なんか微妙に関節入ってる気がするのは気のせいか? 「り、離縁したら困るのはあんたじゃないの?い、一応これって国王陛下直々のお達しでしょ?」 「その点は大丈夫だ、今までなんどもやってきたからな」 「だ、大丈夫じゃないでしょ?ねぇ!」 ………予想的中。やっぱり関節でした 「いででででででで!?」 「離縁を撤回しなさい!!」 「て、撤回します!」 「ん、ご苦労」 腕を離した瞬間俺は走って自室に入って鍵を閉める。
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