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そしてシルベルク家では18歳になると成人と見なされ後継者の１人として家中から見られる。
「これで私もシルベルク家王子のメイドになるのですね！」
「……そんなにいいのか？その王子専属メイドってのは」
人の気もしらないではしゃぎやがって……
「それは勿論ですわ！……奴隷として家事をしていた時からの夢でしたから」
「…………」
このメイド―アイリは元は奴隷として小貴族に仕えていたが俺が父上に頼んで専属のメイドにしてもらったという経緯をもつ。
「それにしてもご主人様のお相手はどのようなお方なのでしょう？」
また嫌な話題にかえやがったな
「誰でもいいだろ？そもそも第三後継者の俺に妻なんていらないだろ」
ここシルベルク家には18歳の誕生日を迎えるとともに許嫁と結婚することになっている。
なんでも早く子を産むためだとか
正直いい迷惑だ
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