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―――訓練所
「お姉様、どうして地下室に罠なんか設置してあるの？」
レンと似たような武器を振るいながらアリアが尋ねる。
「なんでも脱出経路である地下室に敵が入ってきても安全に逃げれるように最初の罠を仕掛けたみたいだったんだけど……」
「けど？」
「……罠を考えるのが楽しくてどんどん増やしたらしいよ」
「……え～」
ちなみに普通に会話しているが訓練の激しさは一般兵の訓練と比べものにならない。
「ねぇ、そこのお二人さん、今大丈夫かしら？」
そんな２人に大人の女性が声をかける。
―――地下室最下層
「いって～」
ぶつけた箇所を擦りながら立ち上がるとミコトが何かやっていた。
「何やってんの？」
「話し掛けないで！！今怒りを鎮めてもらうよう頼んでるから！！」
――バカか
さっきのうめき声だって明らかにすきま風の音だったし
もう色々めんどくさいから放っておこう。
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