ツンデレと災難と出逢い

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「しっかし、まぁ、よくもこんなに深く掘ったもんだ」 辺りが暗いので手探りで進もうとすると裾を引っ張られた。 「……何?」 「あ、足が動かない」 「……さようなら」 「ふざけんなっ!!」 鋭いミドルキックが俺の裏ももにヒットする。 「いってぇ!?しかも足動いてるじゃん!!」 「とにかく!私を置いていったら容赦しないからね!!」 「わかった、わかった、わかりました」 足が動かない(自称)ミコトの手を引き出口に向かう。 ―――訓練所 「あなたはこの前の……」 「あら、そういう貴女は確か……レンちゃんね?」 「そうですが……」 「ああ、まだ名乗ってなかったわね、私はルカ。ルカ=ルシス、よろしくね」 「レン=スーナーです。こっちは義妹の……」 「アリア=スーナーです」 自己紹介を終え、握手を交わしたがレンとアリアは一つ気になることがあった。
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