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「許嫁のってこら、何勝手に出ていこうとしとるんじゃ」
出ていこうとしたら首根っこを捕まれる。
……あと加減して欲しい。マジで首締まったし
「な、なんでいきなり許嫁なんですか？」
「なんでって今さら何を言っておる。それが我等の代々続く伝統じゃろうが」
「18歳の誕生日迎えて即結婚なんて伝統じゃねぇよ！」
「黙らんか！！」
ガスッと俺の頭にチョップをかます。
「いってぇ」
っていうか痛いって次元越えてるよ！一瞬視界がなくなったし！！この馬鹿力が！！
なんて思って睨んでたらもう一発やられた
ま、マジで泣きそう
「入ってきなさい」
筋肉バカ――もとい父上に促され入ってきたのは見た目160センチで髪は茶色。しかもなかなか可愛い。俺が見た中で五本の指に入るくらいだぞ
ちなみにその中には兄さんの正妻が入っている……というか入れられた
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