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「紹介しよう、お前の第一の妻かつ正妻のミコト=キサラギちゃんだ」
キサラギ……確か父上がこの前併呑した地域の領主だな
正妻とか言いながらおもいっきり政略結婚じゃねぇか
「では、ここは若い者に任せて老いぼれは退出するかの」
と言い残し本当に退出した。
その際ミコト=キサラギ――だったか?が丁寧にお辞儀していた。
「……………」
特に話すこともなかったので俺は近くの椅子に腰掛ける。
するとミ…なんとかがこちらを睨んできた。
「ねぇ、ちょっとあんた」
なんだ?誰か入ってきたのか?
「なにシカトしてんのよ!!」
いや、待て。冷静に考えよう。
「聞いてるの!?」
あの礼儀正しく清楚な姫があんな口調で喋るわけない!きっと廊下で誰かが叫んでるんだろう
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