始まりの18歳

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「紹介しよう、お前の第一の妻かつ正妻のミコト=キサラギちゃんだ」 キサラギ……確か父上がこの前併呑した地域の領主だな 正妻とか言いながらおもいっきり政略結婚じゃねぇか 「では、ここは若い者に任せて老いぼれは退出するかの」 と言い残し本当に退出した。 その際ミコト=キサラギ――だったか?が丁寧にお辞儀していた。 「……………」 特に話すこともなかったので俺は近くの椅子に腰掛ける。 するとミ…なんとかがこちらを睨んできた。 「ねぇ、ちょっとあんた」 なんだ?誰か入ってきたのか? 「なにシカトしてんのよ!!」 いや、待て。冷静に考えよう。 「聞いてるの!?」 あの礼儀正しく清楚な姫があんな口調で喋るわけない!きっと廊下で誰かが叫んでるんだろう
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