78人が本棚に入れています
本棚に追加
ザァァァ…
黒く濁ったように見える空から、大小無数の雨粒が大地に降りそそぐ。
「今日も雨かぁ・・・」
そう言った彼女は、窓から灰色の雲を見上げていた。
「まあ、
嫌いじゃないんだけどね♪」
そばにあったソファーに座ろうとすると、ドアがノックされた。
「失礼します。」
の声と同時に執事らしき男が入ってきた。
「ご主人様、大罪人の魂を確認しました。
至急、回収に行かれてはどうでしょう?」
すると彼女は笑顔で言った。
「そう。ありがとうね、ベル。」
「では、準備を・・・」
そう言って彼は部屋を出た。
「さて…今度はどんな色なのかしら。
今から楽しみだわ…」
そう呟いた彼女の顔は楽しそうに笑っていた。
最初のコメントを投稿しよう!