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開いた本から強烈な光が発せられ、その光は僕を包み込んだ。
本から発せられていた光は消え、何事もなかったかのように喋りだす少女。
「これで、貴様は言語能力を得た。試しに喋ってみな」
何を言っているのやら。ゾンビが喋れるわけないだろう。
そう思いながらも、どこかで淡い希望を抱いていた自分がいたのだろう。ほんの少し口を開き、息を吐く要領で試してみた。すると・・・・・・
「・・・・・・あ・・・・・・い、うえ・・・・・・お」
出たぁ・・・・・・。声が出たぁ!!
「で、でも、なんで喋れるんだぁ!?」
「それは、こいつのおかげだ」
少女が指差す先には、先ほどまで光を発していた巨大な本があった。
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