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無反応な少年の顔を頭を下げたままチラリと見てみる。
うわぁ。キレイな顔立ち…まさに漫画にでてきそうな美少年だった。
又見とれてしまっていた少年の顔は無表情。
ゆっくり立ち上がり手に着いた砂をはらうと、ニヤリと意味深な笑いを私に向け歩き出した。
取り残された私はただ少年の後ろ姿を見届ける事しかできなかった。
えっ?!えぇ??
私あんな笑いかたされる様な事したっけ??
むしろお礼言われてもいいくらいなのに!!!
無償に腹が立ってきたのと同時に仕事に行く途中だった事を思いだす。
しまった…せめてあの少年にここがどこなのか聞けば良かった…
後悔先にたたず…
ふいにそんなことわざが頭をよぎった。
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