Dの亡霊

Prologue～序章

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━━━━(この様に現在、釧路では再開発構想が進んでおり、一方では悪化の一途をたどる治安の回復なども非常に大きな課題となっております。)

(そもそも政府の対応が後手後手に回った結果でしょう?海外からの支援活動がめちゃくちゃ早かったじゃない。水没してる地区だって廃墟から何から残ったまんまだし。)

(だからこそ政府は『港湾警察』を組織して、更には民間警察と多額の費用を投じて対応を強化しているではないですか。)

(それならより早く復興の対応だってできたでしょうよ。対応が遅かったからこそそうやって余計な予算編成をしなきゃいけなくなったんじゃないのか?)

(港湾地区の更なる再興と水産資源の保護を考えた時に、旧港湾地区の整備や残骸の解体などは下手に出来ないので詳しい調査が必要だったんですよ。何でもかんでも片付ければ良いってもんじゃないんだから。)

(今なら海上に有る『フロートシティ』もあるんだから、わざわざ旧港湾地区を整備する理由なんかないんじゃないのか?地形的にも難しいし金も時間もかかり過ぎる。)

(ええ、議論がヒートアップしてきましたが、釧路市議会と北海道議会の動きを待って、続報がありましたらまたこの番組でお伝えしようと思います。では、次の話題は━━━━)