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そう言って携帯を取り出し、メールの画面を開く。
「これ何ですけど…」
店員は画面を少し見て答えた。
「はい、確かに。では店内からお好きなデザインの物を選んで『私』の所へ持って来てください。」
ニコニコと笑顔の店員
しかし『私』という部分に何か威圧感のようなものを感じた。
気のせいだろうか?
いや、そんなことよりも。どの新品でもいいんだよな。
早速選ぶか!
この前出たやつより良さそうなの発見!!!
「すいませーん、これでお願いします。」
選んだのは真っ白の折りたたみ式の携帯だ。
「わかりました。今持って来ますね」
店員は1分程で携帯を持ってきた。
「こちらになりますね。使い方等は説明書を見ていただければわかります。」
随分と簡単な説明だな。いやでもデータの引き継ぎ?とかはどうすんだ?
「あの、前の携帯のデータとかはどうすればいいんですか?」
「それも説明書を見ていただければわかります。」
間を開けずに返された返答
それは質問される事が最初から分かっているかのような対応
「あ、そうですか…」
違和感を感じたが大した事も言えないのでとりあえず返事しておいた。
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