プロローグ

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地球。桜山市にて。 「オレもとうとう高校生。フフフ。オレの青春物語はここから始まるのだ!」 などと言ってテンションをあげているのはこのオレ。仲吉虎丸。プレデターやらエイリアンやらクローン、悪魔やらで悲惨な中学時代を過したオレであったが、もう高校生になっていた。 「何言ってんのよ仲吉。」 こう言って呆れているのは中学からの女友達の間崎由姫だ。 肩まで髪を伸ばしていて、うん。とてもかわいい。言ってもあれだが、オレにはかわいい妹や後輩がいる。 こんなに嬉しいことはない!などと言って泣いてみたい今日この頃。 「よう虎丸。」 気軽に話欠けてきたのは神田青龍。二人ともオレの大切な友達だ。 いきなり言ってしまうのはなんだが、オレには能力が宿っている。青龍と由姫。それに妹や後輩だって能力が扱える。それはオレ達の血筋に関係がある。
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