First...

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もしかしたら、綾音さんもずっと我慢してたのかも知れない。 そう思わせるぐらい、私の身体を求め、私の名前を囁く綾音さんの姿には余裕がなかった。 初めて自分以外の手が触れた私の身体は、嘘みたいに敏感で、自分自身も知らなかった欲望を秘めていた。 でも綾音さんは、私の全てを奪おうとはしなかった。 綾音さんは大人だから。 私たちが女同士だから。 綾音さんの迷いに気付かず、私は綾音さんにそれ以上を求めた。
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