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おもちゃのちゃっちゃっちゃっ-♪
あたしの朝は
おもちゃのちゃちゃちゃ
から始まる。
ケータイを開き、アラームを止め、制服に着替える。
下に下りると、お母さんが朝ごはんを作っていて、秀にぃと悠にぃは、コーヒーを飲んだり、テレビを見たりしていた。
ちなみにお父さんは仕事で朝早くから出ているのでいない。
一応お父さんは高校の副校長として働いている。
(一応ってなんだ!by父)
みんなと挨拶をかわし、ソファーに座る。
(スルーか!父の声はスルーか!by父)
ちょうどご飯が運ばれてくる。
今日もおいしそう。
お母さんは料理が上手だ。
あたしも料理は好きだけど、お母さんには負ける。
いち早く食べ終わった悠にぃ。
「陽和、15分したら家出るからちゃんと準備しとけよ。」
『はーい。』
食事を済ませ、髪の毛を軽くセットし、歯磨きをして、かばんを持ち…。
よし、準備おーけい!
『あれ、悠にぃは?』
「外で海斗くんと待ってるって言ってたわよ。」
お母さんがエプロンで手を拭きながら玄関に来た。
お母さんとお兄ちゃんが玄関まで来て見送ってくれる。
「気をつけるんだよ。」
お兄ちゃんが微笑みながら言う。
『ありがと。じゃあいってきまーす。』
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