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あたしは素直にそれを受け取った。 『ありがと。』 「ん。」 チョコの包み紙を開けて、チョコを口に放り込んだ。 甘い味が口に広がる。 そのチョコは悠にぃの手の中にあったせいで少し溶けていて。 じんわり溶けるチョコとその甘さが、なんだか心にしみた。 悠にぃはずるい。 意地悪してくるくせに、そのあと絶対に優しさをくれる。 だから嫌いになれない。 悠にぃが大好きだ。
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