プロローグ

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そう。 俺は、煙草が大の苦手である。。。 さっきのは、俺の誇大妄想だ。 二畳半くらいの縦長の休憩所に、細長いデスクを置いて、 その上には、日報、資料、伝票と所狭しと並べられた上に、 薄い口紅がついた吸い殻が貯まる灰皿、飲みかけのペットボトルが乗っかる阿鼻叫喚の地獄絵図だ。 『何かあったんですか?』 小首を傾げて、竹ちゃんが聴いてくる。 誰もが性犯罪者になるものではないが、 俺はこの瞬間、罪を犯してもいいっ!! ってさえ思ったから不思議だ。。。 それほど、彼女は魅力的だったのだ。
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