不思議なサンタ

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「小川さん……」 叫んですっきりしていると、後ろから声をかけられた。 「はいっ!なんです…「はいじゃないわよっ!!!あなた今の状況わかってんの?!」か…」 声でけぇー え、今の状況…。 えーっと、今日はケーキ屋のバイトでクリスマスケーキを外で売って… あ…… 私が叫んでしまい、お客様方がそそくさと去っていくところだった。 「も、申し訳ございません…」 完全に自分の世界に入っていた自分が悪い。 というか謝ってすむ問題じゃないことは分かっている。 私の一言でお客様方を不愉快にさせてしまったのだ。 でも、私には謝るしかなすすべがなかった。 「はぁ…もう帰っていいわよ。明日からは来なくていいから。」 「…はい。本当に申し訳ございませんでした。」 クビになった。 当然だけど… 「はーぁ…」 なんでこんなに、 私は馬鹿なんだろう。
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