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それが
このはなしのタイトルのことだった。美咲が
「実香、あのねうちらの学校満月の夜出るんだよ。」「でるってなにが?」
「ゆうれい。三年前私たちが三年生の頃、夜学校に残っていた公務補さんがみたんだって。」
「えー。」「その公務補さん三日後に死んじゃったんだけど……死ぬ前にゆうれいの目をみたらいけないといったらしいの。それから夜に学校に残ってはならないという規則が出来たんだよ。」
「そんなこと、あったんだ。」
「それでね、明日満月だから夜の学校探険するために残ってみない?」
「別にいいけど大丈夫かな?」
「先生たちにはばれないよ。」
「えっ?なんで?」
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