白光の籠手

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食事をとり、部屋に戻るとユーリはシャワーからあがっていて、着替え終わっていた。 ※別にがっかりしたわけじゃないんだからね!(北) ユ「一足遅かったね、北斗。ちょうど今さっきあがったばっかりだよ。」 ユーリはニヤニヤ顔でおちょくってきた。 まぁおちょくってくることくらい予想積みだ。たいして焦ることもなかった。 北「俺にそれを言ってどうするんだよ。なんだよ、覗いてほしいのかよ?」 ユ「いやいや、健康な男子諸君なら覗きたいんじゃないのぉ?」 ユーリよ。お前は男子をなんだと思っているんだ? 北「俺は断じてそんなこと思ってもいなかったし、全国の男子諸君が必ずしもそう思っているわけじゃない。」 とりあえず、君は全国の男子に謝るべきだ。 そこはあえて口に出さないでおいた。 ユ「うーん、現実はそうはいかないんだねぇ。」 ユーリはよくわからないことを呟いた。 まったく、何を言ってんだか。 北「そう言えばユーリ、飯はどうしたんだ?」 食堂に降りてきたなら絶対俺が気づくはずだし、そもそもユーリは銀髪碧眼だからすぐにわかる。 これから食べに行くのだろうか。
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