白光の籠手

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ユ「なにその機械…。ゲーム?」 北「見ての通りゲームだな。」 まぁ確かにゲームだ。でもこれはかなり普通とは違う。 北「こいつはなぁ…。やってみた方が早いか。」 ユーリに機械を一式渡した。 北「そいつに魔力を流してくれ。それで起動できるから。」 ユ「わかった。」 ユーリは機械に魔力を流した。 キィン…。 すると風景が変わっていき、元居た場所とは違う部屋についた。 ユ「え?えぇ!?なにこれ?すごい!」 ユーリはまわりをキョロキョロ見ている。 懐かしいな。俺も初めてやったときはこんなんだったな。 北「これは友達だった自称、変態天才技術者から貰ったゲームだ。気に入ったか?」 ユ「うん、気に入ったけど…その変態天才技術者って?それに友達だったって…。」 ユーリは俺の言葉な不可解な部分をツッコんできた。 それにしても『友達だった』ってとこまで気づくとはね。 多分気づかれないと思っていた。 ユ「北斗?」 ユーリは俺の表情が曇ったことに気づいたのか俺の目をのぞき込んできた。 北「あぁ、悪い悪い。ちょっと昔のことを思い出しちゃってな。それよりもそいつの話、聞きたい?」 ユ「もちろん。」
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