白光の籠手

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俺はしばらく黙ってユーリを見ていた。 ユーリも俺から目を離さない。 …これは誤魔化せそうにはないな。 北「はぁ、わかった、話すよ。とりあえず元の部屋に戻ってからな。」 俺は折れて話すことにした。 でもその前にこっから出ないと話せない。 なんせこの機械は使ってるときは魔力を流しっぱなしだからものすごい魔力を消費してしまう。 そんな空間じゃ長話もできないからな。 ユ「あ、どうやって戻るの?」 北「魔力を流さなければすぐ止まるよ。」 ユ「わかった。」 ユーリは目を閉じて息を吐いた。 すると空間がみるみるうちに分解されていって、そして元の部屋に戻った。 ユ「よし、これでOKだね。じゃあお願いね。」 北「はいはい、わかったよ。」 俺は椅子に座り話し始めた。
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