18人が本棚に入れています
本棚に追加
ユーリよ…関わってないから笑えるんだぞ。
そんなことを思いながら話を進めた。
北「性格はアレで行動もアレだったんだが実はあれでも俺の師匠みたいなものだったんだ。」
ユ「北斗の師匠ってことはやっぱり強かったの?」
北「ああ。俺の戦闘スタイルなんてあいつのを模倣しているだけに過ぎない。だから模擬戦をしてもボッコボコにされていたな。」
まさに手も足も出ないってやつだな。
終わる度に大爆笑されたな…。
そんなことを思いながら懐かしんでいた。
ユ「ぶっちゃけさ、北斗。好きだったんでしょ?」
北「はぁ!?」
なぜそれとこれとがリンクするんだよ!?
全くもって意味が分からなかった。
北「あのなぁ、あいつをそんな目でみたことはない…はず?」
イマイチ自信が持てなかった。
好きという感情をもったことはなかったが特別意識はしていた。
これがいわゆる『好意』というものなんだろうか?
ユ「でもさぁ…。」
ユーリがまた話し始めた。
ユ「その人って魔法の才も戦闘の才もかなりすごかったんでしょ?だったら一度は名前を耳にすると思うんだけど…。」
ユーリは俺の目を真っ直ぐ見て言った。
最初のコメントを投稿しよう!