高校1年生

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「伊吹、ちょっとちょっと」 ゆきがニコニコしながら手招きしてる。 「ちょっと座って」 ここにね、と指差されたのはゆきのすぐ隣の席。 座ってって言われたから座ってみた。 ゆきが顔を寄せて 「塚本とあんたがねぇ~。うんうん、なるほどねぇ~」 なんて言うから 「な、なにが…!?」 かなり焦った返事になっちゃった。 「大丈夫!応援するに決まってるじゃん。あたしもクラスの奴らもね」 ゆきがニッコリ笑ってる。 「あっ、応援ってか温かく見守る系?アハハ!」 あたしっていい友達に囲まれてるんだなぁって、改めて実感できた瞬間だった。
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