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「陸ー!ゴメンってぇ。キレんなよー。」
燐が追っかけてきた。
「あぁお前にキレた訳じゃねぇよ。気にすんな。」
「あっそうか!良かったー。」
まっちょっとはキレたけどな。
「あっそう言えばささっき陸にアド聞いた女の子いんじゃん?」
「あぁ。」
「陸のアド知りたいらしいよ。」
「教えたのか?」
「いや教えてない。」
「ならいい。」
「教えていい?」
「ダメ。」
「えぇーなんで?」
「あんなの面倒くせぇもん。」
「ったくお前さぁ…。」
あきれた顔で燐が俺を見た。
なんかその顔にイラッとしながら俺は外を眺めた。
「りんくぅーん!」
さっきの女子が燐を呼んだ。
うっさ。
「おーあき!どしたの?」
燐のヤツ。
女子の名前まで覚えてる。
まぁどうでもいい。
俺はまた机に突っ伏せて寝た。
何分かして俺は燐に起こされた。
「結構人集まったぞ。」
確かに回りの席を見るとほぼみんな揃ってる。
見渡す限りこのクラスにはさっきのギャルのようなヤツはいないようだ。
あっでも俺の隣の人がいない。
えっヤンキー?
こわっ。座席表を見ても名字しか書いてないから女か男か分からない。
どうしたんだろ?
病気か?
まっヤンキーじゃなければ誰でもいいや。
俺は燐に教師が来たら起こすようにいいまた寝た。
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