走り続けることで

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一周目(1キロ)が過ぎたところで ふと応援の中に彼女を見た。 そういえば、 いつも応援してくれてたな。 改めて思うと力んだ足がリズムに乗った。 初めて感じる意識を超えた走り、 疲れはあるのに足の一定の動きが心地良い。 粘り切れた。 17キロを完走した。 僕らの学校で付いたのは あと先輩2人だけだった。 「よく粘ったな!駿。」 里倉さんが声をかけてくれた。
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