走り続けることで

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朝のペース走は 足が完全に止まってしまった感じで離れてしまい、 早く終えたかった。 すでに足の痛みで別メニューの者も結構いた。 それを見てどうと思った訳ではないが、本音は帰りたい。 しかし、 やっぱり強くなりたい気持ちがそれを辛うじて抑えていた。 練習後、 彼女が部屋に来た。 「みんなの様子確認しようと思って。大きな怪我とかしたら大変だし、 先生も知りたいだろうから。」 そうして 全員を順々に聞いて回り、 紙に書き並べていった。
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