走り続けることで

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彼女が僕の前に来た。 「大丈夫?駿。 昨日すごかったけど、だいぶ無理をしたかもね、朝。」 「…大丈夫。」 素っ気なく答えた。 彼女に言われて朝のペース走が 急に悔しくなった。 実際のところ、 足はやばい。 ただ抜けたくなかった。 結局、 足の疲労についてのメモだけが彼女の紙に記されたが、 それで良かった。 そして、 昨日同様の午前練習。 午後練習へと1日はゆったりと 激しく流れた。
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