走り続けることで

16/20
前へ
/171ページ
次へ
二度目の合宿、 正直言うと憂鬱なせいか 体は未だに重かった。 「元気出さなきゃ!駿!」 彼女が背中を叩いた。 「わ…分かってるさ!」 戸惑いもあったが、 嬉しかった。 初めの合宿も無意味なんかじゃなかったというのは初日から感じた。 ペースに上手く乗れたことで 苦しいながらも集団の中で走りきった。 この5日間は 初めの合宿と流れも変わらなかったが、チーム全体に成長が感じられた。
/171ページ

最初のコメントを投稿しよう!

852人が本棚に入れています
本棚に追加