片翼の悲しいお姫様

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 ―それから5年後 「...水野静流です!皆、宜しく☆」 明るい性格の転校生としてとある学園に、僕は転校してきた。隣の席は、偶然にもずっと憧れてきた君の隣だった。 「...酒井真梨乃さんだよね?僕、君のファンなんだ!宜しくね♪」 隣の席に座る時に握手を求めるもバシッと払われた。 「貴方の様な人に関わる気はないから!」 彼女に嫌われてしまったようだ。  彼女は、クールで、知的な美少女で名が通っていて、気難しいことで有名らしいことは判った。 かつての彼女を知る僕にとっては悲しい真実だった。
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