出会い

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暗がりでよくは見えないが一先ず私は助かったみたいだ、しかし辺りの私にとって最初から悪い空気は更に悪くなった…。 「誰だテメェ!」 「あれ?続けないの?」 「ふざけたこと抜かすな!」 暗くて影絵のようにしか見えないが集団の中の一人が誰かに殴りかかるのが見えた、それと同時に殴ろうとした人間が逆に殴られるのも見えた。 「何だコイツ!」 「殺っちまえ!」 私の視界に映る影絵の住人達は1つの影絵に向かって襲い掛かるが1つの影絵は向かってる影絵をことごとく倒し先程の集団の影絵は段々と数を減らしていた。 シャキっという音がした、きっとナイフか何かの刃物を出したのであろう。 しかし1つの影絵は相手が刃物でも全く屈せずことごとく薙ぎ倒す、私の視界に映る影絵が2つになると同時に何処からか地下鉄が走る音が響いてきた。
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