東京24区

出会い

「死ねやクソ！」

最後の一人が影絵に向かってナイフを突き刺す動作をした、しかし腕を簡単に捕まれナイフは影絵には届かない…。

影絵はナイフを奪うと一人の股間に突き刺した、暗くてよくは見えないが鈍い嫌な音と液体か何かが垂れる音が何処からか響く地下鉄の音と共に聞こえてきた…。

最後の一人が苦しそうな声を出しながら倒れる音がすると影絵は私に近付き手を差し伸べてきた、影絵が私に向かって手を差し伸べてくると同時に地下鉄が私が普段利用する分岐線から現れ地下鉄の光が短い時間ではあるが私達を照らした。