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左右にある分岐線の右側を少し歩いた所に連れられると私は拘束を解かれ線路の端の壁に叩きつけられた、辺りは暗く目の前の集団の顔でさえもまともに見ることができない。
「よし、ヤっちまうか!」
暗くて誰が言ったのかはわからないがこの声を合図に集団は私の身体に群がってきた、私は大声を出し助けを求めるが駅から離れていて更に初めて知った謎の路線なので普通の人が気づくはずもない。
服のボタンを無理矢理外されるごとに…服が一ヶ所破かれるごとに…私の恐怖は増大した、孤独感と絶望感で私は身体だけではなく心も張り裂けそうになっていた。
「楽しそうだな」
「へへっ、当たりめぇだろ!」
「俺も混ぜてくれよ」
「ん?お前誰ぐはっ!」
グキャッ!っという鈍い音と共に一人が私の横にある壁に叩きつけられた、それは多分肩が外れる音だ…。
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