プロローグ

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「おい純!今日はやめとけ!」 社長に呼び止められた。 「大丈夫っすよ。こんな波」 「何言ってるんだ!生徒に何かあったら、大変だろ!」 「わかりました。今日は俺の模範テクを見せるだけにしますから。生徒を海に入れなければいいでしょう」 「仕方ないな。台風の影響で、かなり荒れてるぞ。十分注意しろよ」 「俺にしたら、ちょうどいい波っすよ」 俺は壁に立て掛けてある愛用のサーフボードを手に取る。
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