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「おはよう!」
祐士がいつものように、起きてきた。
「おはよう、祐士」
祐士は縁側にいる渚に近付く。
「おはよう!渚」
「おはよう!祐士兄ちゃん、今日はね、雨降らないんだって」
「えっ?曇ってるよ」
祐士が灰色の雲に覆われた空を見上げた。
「だって、お爺ちゃんがそう言ったもん」
「また、カエルの天気予報?」
祐士はしかめっ面をし、カエルに視線を移す。
「でも…あのカエルの天気予報、テレビの予報より当たるからなぁ…」
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