あれから、九ヶ月

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「おはよう!」 祐士がいつものように、起きてきた。 「おはよう、祐士」 祐士は縁側にいる渚に近付く。 「おはよう!渚」 「おはよう!祐士兄ちゃん、今日はね、雨降らないんだって」 「えっ?曇ってるよ」 祐士が灰色の雲に覆われた空を見上げた。 「だって、お爺ちゃんがそう言ったもん」 「また、カエルの天気予報?」 祐士はしかめっ面をし、カエルに視線を移す。 「でも…あのカエルの天気予報、テレビの予報より当たるからなぁ…」
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