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「…渚がおかしいとは思いたくないし、そういう事にしとくか…」
私と祐士は、縁側に座って時折キャッキャッとハシャイでいる渚を見ながら、二人で首を傾げた。
カエルは渚の小さな掌の上で、ピョンピョンと跳ねている。
まるで本当に会話しているみたいに見え、奇妙な光景だった。
空を見上げると、雲空の隙間から太陽の光が射し込む。
「晴れるかも…ね」
「そうだな」
あの空の上に…
純はいるのかな。
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