あれから、九ヶ月

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「…渚がおかしいとは思いたくないし、そういう事にしとくか…」 私と祐士は、縁側に座って時折キャッキャッとハシャイでいる渚を見ながら、二人で首を傾げた。 カエルは渚の小さな掌の上で、ピョンピョンと跳ねている。 まるで本当に会話しているみたいに見え、奇妙な光景だった。 空を見上げると、雲空の隙間から太陽の光が射し込む。 「晴れるかも…ね」 「そうだな」 あの空の上に… 純はいるのかな。
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